207.10.17
タオルミーナ(Taormina)、シチリア(Sicilia)、イタリア
シチリア島で行きたいところはメッシーナではなく、タオルミーナで、特にギリシア劇場とその海岸だった。しかし、メッシーナの港で船を降りると、ほかの場所と違って、タクシーは待ってはいなかった。妻はそこにいる人に声をかけ、ようやく大形のタクシーをつかまえた。タオルミーナに行きたいといって、わかったという。
この運転者さんも英語はできない。途中、妻は「レモがなっている」といわれ、葉や木などから「レモンがなっている」だとわかった。「オリーブ」と火山の「エトナ」(下図)もわかったらしい。
1時間位乗って、多分、タオルミーナの浜についた。
次にギリシア劇場に行こうといったが、運転手の友達だという人と妻が話し合い「身障者ではあぶない。なんとか教会だと安全で、そこからリシア劇場もちゃんと見られる」といわれたという。
まったくわからないので、そこに行くと決める。驚いた点は、タクシーはぐんぐん坂をあがっていく。最初はベルベデール(belvedere、意味は望楼、見晴らし台、展望台)(下方の地図でA)に降り立った。
そこから、ベッラ島(Isola Bella)を見る。
さらに登っていきタオルミーナの町(標高約200m)(B)についた。
これも高いが、行き先は山道であり、ますます高くなっていく。20分ぐらい後、タクシーで行ける山頂についた。
本当の山頂には「タオルミーナの城塞」(サラセン城、Saracen Castle、Castello Saraceno)(C)が見えるが、ここにはもうあとは徒歩で上に行くしかない。
ここから古代ギリシア劇場(Teatro Antico、Greek theatre)(D)もよく見える。
観光者は「4月9日広場」(Piazza 9 Aprile)(E)に集まる。
この場所にはマドンナ・デッラ・ロッカ教会(Santuario Madonna della Rocca)(F)もあった。標高は約400m。
地図は
日本語の地図はここで。レストランも載ってる。
英語の地図は
途中、タオルミーナの銀行では現金の支出をしたがったが、できない。船に戻る。料金メーターは€280なのに€300を要求し、「他の人に助けてもらったから」という。妻はチップ込みで€350を支払ったが、€280なので€330もあげればよかったと思う。さらに帰国してから釣銭で十分だと情報があり、€300でよかったのだ。
右は金色の聖女マドンナ像(Madonna of the Letter)。
夜はまたシルク・ドゥ・ソレイユを観る。名前は「Viaggio」(旅)。これは以前に比べて、よりサーカスらしかった。
そのあとでシャンパンバーで、カニを食べた。€56.35(約7500円)。高い! 北海道だったら「生」で出てくるはず。ゆでて、少し古くなったもので、これは高い。夕食はこれでおしまい。